ランニング後のビールを満喫するために注意したい3つのポイント
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
ランニングを続けられる理由として、「走った後のビールが最高だから!」と答えを多くのランナーから聞かせていただきます。
私自身あまりアルコール飲料を飲まないため、少し同意しかねる部分もあるのですが、とは言うものの走った後にご褒美が待っているというのは、ランニングを続ける大きなモチベーションにつながることは間違いありません。
ただし最高のはずのランニング後のビールですが、間違った飲み方をしてしまうと、身体の調子を崩す大きな要因となってしまいます。
そこで今回の記事ではランニング後に最高に美味しいビールを、心身ともに満喫するために注意したい3つのポイントについて書かせていただきたいと思います。
注意点1.まずは水分補給をしっかりしてから飲む
「ランニング後のビールは喉がカラカラの状態で飲むのが最高!」という方は多いと思いますが、ランニングで汗をかくなどで身体から多くの水分を放出した状態でビールをはじめとしたアルコール類を飲むのはかなり危険です。
・・・と言いますのもアルコールには利尿作用があって、体内の水分はどんどん排出されていってしまうからです。
ビール好きランナーの中には「ビールで水分補給」をと考える方もいらっしゃると思いますが、実は脱水症状一直線の自殺行為にもなりえません・・・。
そこでランニング後にビールを本当に満喫するために重要となるのは、十分な水分補給を行った後にたしなむ事。
「喉がカラカラの時に飲むのが美味しいのに・・・」というお酒好きの方の声が聞こえてきそうですが、ランニングを長く楽しんでいただくためにもこのルールは守るように心がけてください。
注意点2.できるだけ糖質やたんぱく質の栄養補給を行ってから飲む
ランニングでの疲れを回復させるために食事が大切であることは、当ブログでもなんど書かせていただいていますが、摂取した栄養素は腸管から吸収された後、エネルギー代謝の主役となる肝臓に蓄積されます。
その肝臓に蓄積された栄養素は体内で使える形で貯蔵され、必要な時にエネルギーを身体のすみずみに送り出してくれます。
そんな重要な役割を果たす肝臓ですが、長時間身体中にエネルギーを行き渡らせ続ける必要のあるランニングでは、かなりの負荷がかかっています。
さらにアルコールの摂取は肝臓に大きな負荷をかける行為で、飲みすぎると肝臓の機能は大幅に低下しまうため、ランニング後にいきなりアルコールを飲むと、消費されたエネルギーが十分に身体全体に行き渡りません。
結果としてランニングでの疲労が回復できず、翌日の筋肉痛や体調不良の大きな要因を作ってしまいます。
そこでランニング後にビールを本当に満喫するために重要となるのは、できるだけ糖質やたんぱく質を豊富にふくんだ食事をとった後にたしなむ事。
この事を意識するだけでも、翌日の身体の回復具合は大きく変わってくるはずです。
注意点3.飲み過ぎ、食べ過ぎは「太り過ぎ」の元・・・
アルコールは1gあたり7kcalと炭水化物やたんぱく質の4kcalなどと比べると、結構高カロリーです。
さらにエネルギーとして使われる事はなく、過剰に摂取した分はそのまま体脂肪として蓄積されてしまいます。
さらにアルコールを摂取すると胃酸の分泌が促進される事から、食欲が増進されます。
結果として食べ過ぎにつながる事が多く、しかもお酒のおつまみは揚げ物など高カロリーなものが多く、気が付いたらとんでもないカロリー量を摂取していたという事にもつながりかねません。
ダイエットを志すランナー、またレース前でできるだけ身体を絞り込みたい方は、アルコールの飲み過ぎ、それに伴う食べ過ぎに十分注意しましょう!
飲み過ぎなければ基本OK・・・
お酒は百薬の長とも言われるように、適量のアルコールは身体にいい効果をもたらす事がわかってきています。
また次回のトレーニングへの大きなモチベーションにもつながる事を考えれば、ランニングの大きな味方にもなってくれるはずです。
ただ何より注意すべきは、身体の具合が悪くなるほどに飲み過ぎない事。
その事さえ守ったうえで、あとは上記の3つのポイントを最低限注意しておけば、とりあえずOKという事にしておきましょう!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。