マラソンで重要なメンタル面のスタミナをつけるためにおすすめな3つの栄養素
長時間に渡って多くのランナーと競り合い続ける事となるマラソンレースですが、基本は自分自身との戦い。
途中できつくなって心折れそうになったり、周囲のランナーを抜いたり抜かれたりでの焦りであったりと、いろいろな感情の変化に向き合いながら走り続ける事となります。
そんな多くの感情と向き合いながら走り続けるために大切になってくるのが、メンタル面のスタミナをつける事。
そんなメンタル面のスタミナをつけるのに、有効な一つが日常の食事があります。
そこで今回の記事ではメンタル面のスタミナをつけるのにオススメな3つの栄養素について紹介していきたいと思います。
1.トリプトファン
心を穏やかにし、ストレスを減らす効果のある脳内の神経伝達物質の一つ「セロトニン」は睡眠に大きな役割を果たすと同時に、精神の安定ややすらぎをもたらしてくれる物質です。
そんなセロトニンは必須アミノ酸の「トリプトファン」から作られていて、セロトニンを増やし活性化する事ができれば、レース中でも心を落ち着かせることができ、ストレスにも強くなり、頭が冴えた冷静な状態を保ち続ける事ができるようになるなど、メンタルを安定した状態に保つ事ができるようになります。
そんなセロトニンをつくる「トリプトファン」はかつお節、高野豆腐、大豆、まぐろ、かつお、レバー、タラコなどに多く含まれています。
2.ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを作り出す代謝を助ける役割とともに、セロトニンの合成のためにも必要な栄養素です。
ビタミンB6は食事で摂取できるほか、腸内殺菌からもつくられるため欠乏しにくい栄養素ですが、タンパク質を多く摂りすぎた時などは不足する可能性もあるため、少し多めに摂取する事が大切になります。
そんなビタミンB6はトリプトファンも多く摂取できるまぐろやかつおに多く含まれるほか、さばやさわら、さんま、ブリなどの魚や牛肉や豚肉のレバーなどにも多く含まれています。
3.グルタミン
グルタミン酸は脳の神経細胞のエネルギー源となるアミノ酸の一種で、脳機能を活性化して自発性ややる気が増す事に加えて、ストレスへの抵抗を強くする作用があります。
そんなグルタミン酸は麩、湯葉、高野豆腐、かつお節、大豆、チーズ、まぐろ、たらなどに多く含まれています。
本番に弱い方には特におすすめです。
市民ランナーの中には練習ではいつもしっかり走れているのに、レース本番になるとなぜかなかなかいい走りができない「本番に弱い」タイプの方もいらっしゃると思います。
その大きな要因となっている可能性が高いのが、メンタル面のスタミナ不足。
逆に言えばメンタル面のスタミナさえつけば、レース本番でも練習同様のいい走りができる可能性は十分!
そう信じて本番に弱い方こそ「トリプトファン」「ビタミンB6」「グルタミン」を多く含む食材はかなりのオススメと言えそうです!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。