ランニング

出雲駅伝優勝の「青山学院大学」に学ぶ長距離トレーニング

大学三大駅伝の緒戦となる「出雲駅伝」が本日開催され、今年の箱根駅伝でも優勝を飾っている青山学院大学が見事、3年ぶり2度目の優勝を果たしました。

今年の箱根駅伝で大活躍したエースで主将の神野大地選手を故障で欠きながらも、チーム層の厚さを見せつけた青山学院大学。

今回の記事ではトップチーム研究の第3回目として、今年の箱根駅伝で圧倒的な新記録で優勝を果たし、今シーズンも大学三大駅伝三冠を目指す「青山学院大学」の練習メニューを大学駅伝強豪校の練習法―速くなるためのノウハウを完全公開! (B・B MOOK 850 スポーツシリーズ NO. 720)を参考に研究していこうと思います。

 

青山学院大学陸上競技部とは

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青山学院大学ホームページはこちら

青山学院大学は2004年に大企業でサラリーマン生活を送っていた現監督の原晋監督が招聘されてから強化が進み、2012年に出雲駅伝で初優勝、そして今年の箱根駅伝では10時間49分27秒の驚異的と言える大会新記録で優勝した、今最も勢いのある大学強豪校です。

そんな勢いを呼び込んだ最大の立役者原晋監督は、現役選手時代に箱根駅伝への出場経験がなかったにもかかわらず、中国電力での安定したサラリーマン生活を退職して、退路を絶っての就任。

就任当時は空回りする部分もあったようですが、ビジネスマンとして培った経験を生かしつつ、選手を学生トップレベルで戦えるランナーに育て上げていったようです。

 

指導方針をチェック

原監督は「裸一貫で走るわけだから、自分の体がパフォーマンスを決めているので、生活が乱れた人間が走れるわけはない」という持論を持ち、就任後は選手の練習内容に手をつける前に、生活の意識改革を行うことを優先させ、下宿生活から寮生活に変えて門限や消灯の時間を定めたり、食生活を改善したりと不規則な生活改善から着手したそうです。

そんな生活面を最重要視する原監督の姿勢は、大躍進を続ける今も全く変わっていないようです。

 

目標管理を徹底

原監督の話になる時必ず出てくるのがサラリーマンとしての経験を指導に生かしている点。

中でも選手の目標管理を徹底し、たまたま結果が出たのでなく、しっかりしたプロセスを踏んだので結果が出た、というようにプロセスを重視していくことで選手を育ててきたことが多くの報道でもなされています。

具体的には最大の目標となる箱根駅伝を起点として逆算し、鍛練期やスピード期、試合期などを組み立て、スケジュールは6ヶ月スパンのものを、練習計画表は1ヶ月以上のものを選手に渡すことで、流れを大切にさせているそうです。

この点については、多くの市民ランナーにとってもぜひ見習うべき部分と言えそうです!

 

コンディショニングはチーム全員で

コンディショニングは選手の自己管理に任せている部分が多く「自分で考える」のがチーム方針ですが、朝食と夕食は寮で全員でとる、ストレッチもポイント練習後チーム全体でやるようになって故障者が減少したそうです。

また週に2〜3回は体幹トレーニングも取り入れているようです。

 

動きづくりをチェック

短距離ブロックのコーチから直接アドバイスを受ける事で短距離選手の走りを参考にしたり、動きづくりを目的としたラダーやもも上げなどにも積極的に取り組んでいるようです。

 

クロカン走への取り組みをチェック

青山学院大学は走り込みのための土台作りや、夏合宿の走り込みなどでクロカン走を積極的に取り入れているようです。

クロカン走でも体の使い方や体重移動がうまくなるなどの動きづくりにつなげていると同時に、不整地を走る練習では脚への負荷が1箇所に集中しないため、怪我のリスクを分散させる事にも役立てているとの事です。

 

まとめ

青山学院大学の取り組みで注目すべきは、やはり選手の目標管理を徹底させ、プロセスを重視した指導方針。

1年を走り込み準備期→鍛練期→ロードレース期→鍛練期→調整期と明確に区分し、そのそれぞれの時期の練習目的を理解させたうえで、自分の状態に応じた目標を設定させる事は、市民ランナーであっても重要な事。

早速私どものチームでも取り組みを実践してみたくなりました!

今シーズンは出雲駅伝に引き続き、全日本大学駅伝、そして箱根駅伝と大学駅伝3冠という偉業を目指して戦っていく事となる青山学院大学。

次の全日本大学駅伝ではエースで主将の神野選手も復帰してくるとの事で、より強くなった青山学院大学の軽やかかつ心から楽しそうに走っている選手の姿を今より期待していきたいと思います!!

 

今回参考にさせていただいた書籍

大学駅伝強豪校の練習法―速くなるためのノウハウを完全公開! (B・B MOOK 850 スポーツシリーズ NO. 720)
ベースボール・マガジン社 (2012-10-13)
売り上げランキング: 519,330

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