ランニング消費カロリーを計算するために大切なメッツ指数
前回の記事でランニングで消費できる消費カロリーの計算式として、下記の数式を紹介しました。
1.05 X メッツ数値 X 運動時間(時間) X 体重(kg) = 消費カロリー(kcal)
この数式の中で運動時感、体重については分かるけど「メッツ数値」についてはご存じない方も多いと思います。
そこで今回の記事ではメッツ数値について書かせていただきます。
メッツ値(METs)とは「Metabolic equivalents」の略で、運動を行ったときに安静状態の何倍の代謝(カロリー消費)をしているかを表す数値で、運動強度を算出するものになります。
ちなみにランニングにおけるメッツ指数を時速であらわしてみますと・・・
8.0メッツ・・・ 時速8
9.0メッツ・・・時速8
10.0メッツ・・・時速9
11.0メッツ・・・時速10
11.5メッツ・・・時速11
12.5メッツ・・・時速12
13.5メッツ・・・時速12
14.0メッツ・・・時速13
15.0メッツ・・・時速14
16.0メッツ・・・時速16
18.0メッツ・・・時速17
以上となっています。
ランニング時の消費カロリーは基本メッツ数値と走った時間のかけ算です。
・・・なので1時間で走った距離さえ分かればランニング時の消費カロリーは算出できるのですが、ランニング時には1キロ何分で走ったかをペースの目安にすることが多く、時速ではイメージしにくい方も多いと思われるため時速をキロ何分換算で変換してみますと・・・
8分00秒 | 7.5km/h |
7分30秒 | 8.0km/h |
7分00秒 | 8.5km/h |
6分30秒 | 9.2km/h |
6分00秒 | 10.0km/h |
5分30秒 | 10.9km/h |
5分00秒 | 12.0km/h |
4分30秒 | 13.3km/h |
4分00秒 | 15.0km/h |
3分30秒 | 17.1km/h |
3分00秒 | 20.0km/h |
以上のようになります。
この2つの数値よりキロ換算の走るペースからメッツ数値をみていきますと、本当に目安になる程度のおおよそのものですが・・・
キロ7分ペース・・・約9メッツ
キロ6分ペース・・・約10.5メッツ
キロ5分ペース・・・約12.5メッツ
キロ4分ペース・・・約15.5メッツ
以上のような数値となります。
・・・というわけで今回はメッツ数値についてみていったのですが、ランニング消費カロリーにおいて必要になってくるのは運動時間と走るペース(強度)の数値、その2つから走った距離も算出することができます。
つまり結局はどれだけの距離を走ったかも、ランニングでカロリーを消費するためには意識する必要のある数値!
とは言うもののランニング初心者の方は走る距離を意識しすぎると、速く走り終えようとペースを上げすぎたりした結果大きな故障につながりやすいため、やはりまずは「走る時間」を目安にカロリーを消費することを意識していただいた方がいいと思います。
そしてある程度走り慣れてきたら徐々に走る距離も意識していき、走るペースなどのメッツ指数も徐々に上げていくよう心がけていって下さい!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。