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雨の日のレースで注意したい低体温症についてとその対策

こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。

マラソンレースは雨でも開催されますが、雨のレースでは脱水症状のリスクが少なくなる、気温がそれほど上がりにくいなどのメリットもあり、それほどネガティブに捉える必要はないと思っています。

ただ雨の日に気をつけておきたいのが「低体温症」

低体温症になると意識がもうろうとなってしまうほか、重度になると心肺停止など命の危険にも関わる可能性もあります。

そこで今回の記事では雨の日のレースで注意したい低体温症について、そしてその対策について詳しく見ていきたいと思います。

低体温症とは

低体温症とは深部体温(直腸温など)が35度以下に低下した状態の事で、初心者の方はもちろんトップランナーでも起こりうる症状です。

低体温症の前兆としては寒気や震えが出始め、低体温症になってしまうと軽度でも意識が朦朧として眠くなったり、歩行がよろめいたりします。

また重症になってくると昏睡状態や不整脈、心停止など生命の危険にもつながりかねない危険な症状です。

雨の日に低体温症になりやすい理由

雨で皮膚やウエアが濡れるだけでも身体の熱が奪われてしまいますが、さらに濡れた箇所を蒸発させる際の気化熱でさらに身体の熱が奪われてしまいます。

結果として奪われた熱を取り戻すべく体内でいつも以上にエネルギー源を燃やす必要が出てきてしまい、途中でエネルギー切れを起こしやすくなってしまいます。

さらにエネルギー源が枯渇してしまって、脚が動かなくなって失速してしまう悪循環に入ると、体温を上昇する術がなくなってしまう事で、低体温症のリスクが大きく高まってしまいます。

雨の日の低体温症対策

雨の日の低体温症対策となるのはウィンドブレーカーや帽子、ロングタイツの着用などによって、皮膚に雨ができるだけ直接当たらないようにする事。

またレース途中でかいた汗も身体を冷やす原因となるため、直接肌に触れるウェアは雨の日のレースでも吸湿速乾タイプのものを選ぶようにしましょう。

気温が低い日はさらなる注意が必要

明日のレースは幸いそれほど気温は低くならないようですので、それほど気にする必要はないかもしれませんが、気温が低い雨の日のレースについて言えば低体温症対策は必須とも言えます。

自分自身も経験した事があるのですが、自分は寒さには強いからと慢心していると、思わぬしっぺ返しを食らう可能性もありますので、寒い日の雨レースを走る事になりそうな時は万全の低体温症対策でのぞむように心がけましょう!!

 

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