ランニング経済性(エコノミー)とは何の事?
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦です。
ここ最近、ランニング専門書の中でも名著と呼ばれる書籍のいくつかを読んで、新たなトレーニング方法などを模索している最中なのですが、その専門書の中によく「ランニング経済性(ランニングエコノミー)」という言葉を見るようになりました。
経済性と名がつくので、おそらく効率よく走れるかどうかを示す何かである事はわかるのですが、実際正確に「ランニング経済性」が何かと言われると正確に答える自信がありません。
そんな私に名著の一冊と言われる<アドバンスト・マラソントレーニングに「ランニング経済性」について詳しい説明が書いてくれてありました。
そこに書かれている事を自分なりに解釈していきますと・・・
ランニング経済性とは
ランニング経済性とはアドバンスト・マラソントレーニングによりますと一定の酸素消費量で、どれだけ速く(長く?)走れるかをあらわすもの。
車でも一定のガソリン量で長い距離を走れると燃費のいい車と言われますが、似たようなところでランニングでも一定の酸素量で速く(長く)走れると燃費のいい走り・・・つまりランニング経済性の高い走りをしているという事になります。
ランニング経済性を決める要因
ランニング経済性を決める要因にはまず持久力に優れ、酸素の利用効率が高い遅筋の割合が、速筋に比べて高いことが挙げられます。
また長く走り続けていると(走歴が長い)と、体の適応によって、速筋が徐々に遅筋的な性質を持つようになるらしく、練習を積み重ねれば重ねるほどランニング経済性は高くなっていくようです。
さらに足が小さい、骨盤が狭いなど身体的構造も、ランニング経済性に大きな影響をおよぼすようです。
ランニング経済性を高めるための練習は?
ランニング経済性を高めるための練習法として、一番のオススメはレペティション。
レペティションのような短い距離をリラックスしたフォームでストライドを長くとって速く走ると、無駄な動きが少なくなり、ランニングの経済性向上につながります。
また日常のトレーニングにおいて時間をかけて走る距離を増やしていくと、速筋が遅筋的な性質に近づける事ができるため、同じくランニング経済性向上につながっていくようです。
少ないエネルギー消費量で効率よく走る・・・マラソンランナーにとって誰もが手に入れたいランニング経済性。
ランニング経済性はすぐに高まると言う性質のものでなく、徐々に向上していくものではありますが、地道な走り込みやレペティション・ウィンドスプリントなど速いペースで効率のいい走動作を身につけていく事で、経済性を高め、効率の良い走りにつなげていきましょう!!
今回の記事で参考にさせていただいた書籍
ベースボールマガジン社
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。