走る前のウォーミングアップにオススメの「動的ストレッチ」とは?
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
箱根駅伝で3連覇した青山学院大学が走る前に実施している事で、注目されることになったエクササイズの一つが「動的ストレッチ」。
・・・ですが「動的ストレッチ」と言われても、いまいちピンとこない方は多いのでは。
そこで今回の記事では、その動的ストレッチについて詳しく見ていきたいと思います。
ランニングのための動的ストレッチとは
動的ストレッチとはカラダの反応が劇的に変わる! DVD動的ストレッチによると次のように書かれています。
ある動きを一定回数くり返しながら、関節や筋肉に刺激を与える運動。
特にランニングにおいて重要な動的ストレッチとしては、スムーズな腕振りのために重要な肩甲骨まわりとスムーズな脚の回転をうむための股関節周りを大きく動かしておく事が大切となります。
動的ストレッチの効果
動的ストレッチを実施すると、無理なく心拍を上げていく事ができます。
そして心拍が上がり、血流が良くなると、筋肉がどんどん温まっていって、走り出しからスムーズな動きができるようになります。
さらに関節の可動域が広がる事で、動きの一つ一つがスムーズになり、故障予防にもつながります。
またランニングの動作に近い動的ストレッチメニューを継続して実施していく事は、効率よく走るためのフォーム習得にもつながっていきます!
動的ストレッチを実施するタイミング
動的ストレッチは走る前に実施するのがオススメ。
理由は動的ストレッチにより心拍が上がっているため、走り出し時に急激な心拍の上昇による心肺への負担を抑える事ができるうえ、筋肉や関節があたたまった状態のため、スムーズな走り出しにもつながります。
運動前のストレッチは逆効果って本当?
ここ最近「走る前にのストレッチは逆効果・・・」という話をよく聞くようになりました。
この話に出てくるストレッチというのは静的ストレッチの事で、動的ストレッチはこの話にあてはまりません。
静的ストレッチでは十分に筋肉を温める事ができず、動的ストレッチのような効果は見込めません。
また静的ストレッチにはリラックス効果があるのですが、その結果、筋肉が休まった状態になってしまい、反応が遅くなってしまうなど、確かに走る前に実施するのは逆効果と言えます・・・
動的ストレッチは正しい動きで実施する事が大切
・・・というわけでランニング前にかなりオススメな動的ストレッチですが、重要なのは正しい動きで実施すること。
一つ一つのメニューに対して、「今どの筋肉、関節をしっかり動かしているのか?」、「これらの筋肉、関節を動かす事によりどのような効果が期待できるか?」を意識する事が、動的ストレッチの効果を最大限にする大きなポイントとなります。
逆に間違った動きで実施すると、たいした効果が期待できないだけでなく、変な力が筋肉や関節に入ってしまい、故障のリスクすら出てしまいます。
動的ストレッチの目的は、故障予防そして可動域の向上によりスムーズな動きを手に入れる事。
この事を忘れる事なく、ランニング前の動的ストレッチを実施するよう心がけていきましょう!!
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今回の記事で参考にさせていただいた書籍
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。