LSD(long slow distance)で得られる3つの効果
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
今日のセカンドウィンド四日市土曜練習会は、霞ヶ浦緑地公園から霞埠頭までを周回するロードメインのコースで、3時間LSDを実施しました。
霞ヶ浦緑地公園→霞埠頭3時間LSDの模様はこちら(別サイト)
ジョギングよりも遅いかなりのゆっくりペースで長時間走り続けるLSD。
実は私、昨年末くらいまでゆっくり走る事で縮こまった動きになりフォームが崩れやすくなってしまう・・・などといった理由より、どちらかと言うとLSDを否定している人間でした。
・・・が昨年末メンバーの方に40kmLSDにお誘いいただき、実施して見たところ、予想以上に効果がある事を実感でき、今年からはLSDを練習会で実施する頻度が増えました。
そこで今回の記事ではLSDを実施する事で得られる、練習効果について見ていきたいと思います。
LSDで見込める練習効果
個人的にLSDを実施する事で見込める練習効果としては、下記の3つが挙げられます。
1.持久力のある遅筋が強化できる
2.脂肪が燃焼されやすくなる
3.距離への不安が解消できる
さらに一つ一つを詳しく見ていきますと・・・
1.持久力のある遅筋が強化できる
1回の収縮によって生み出されるパワーこそ小さいものの、疲労しにくく持久力のある赤色の筋肉「遅筋(赤筋)」は、マラソンのような長時間身体を動かし続けるスポーツでは必要不可欠な筋肉。
その遅筋はランニングやウォーキングのような有酸素運動で鍛えることができるのですが、ゆっくりとした動きで長い時間身体を動かし続ける事が、より効果的に遅筋を鍛える方法となります。
LSDはマラソンに向けた練習メニューの中でも、最もゆっくりとしたペースで走る練習と言え、また時間的にも1時間以上走り続けることになってと、遅筋を鍛えるには最も効果的な練習メニューの一つと言えます。
2.脂肪が燃焼されやすくなる
マラソンにおけるエネルギー源は糖質と脂質ですが、ゆっくりとしたペースで走れば走るほど、脂質をエネルギーとして消費する割合が多くなります。
つまりLSDのようなかなりゆっくりとしたペースで走る練習では、主に脂質がエネルギーとして使用されるため、より効果的に脂肪を燃焼させる事ができます。
3.距離への不安が解消できる
そして個人的にはこれがLSDで一番大きな効果だと思っているのですが、LSDでは普段のジョギングなどの練習よりゆっくりのペースで走っているため、比較的楽に長い距離を走り続ける事ができます。
そのため今まで走ったことのないような長い距離にはじめて挑戦するときなどには、LSDがかなりオススメと言えます。
一度も走ったことのない長い距離を走るのは、どなたであってもかなりの不安が伴います。
・・・がLSDのようなゆっくりペースでも、一度その距離を経験しておけば、大きな自信につながり、知らず知らずのうちに距離への不安を解消する事ができます。
フルマラソンでいちばんの大敵となりうるのは、距離への不安によって心が折れてしまう事。
そんな距離への不安が解消できるのは、かなり嬉しい効果だったりします!
LSDをお勧めするのはこんな方
他にも毛細血管が発達するなど多くの効果が期待できるLSDですが、特にオススメしたいのはダイエット目的でマラソンを続けている方。
またフルマラソンの後半でいつも脚が動かなくなり大失速してしまう・・・という方にもかなりオススメのメニューと言えます。
ただLSDで効果をより大きくするためには、いくつか注意しなければならない事もあります。
そんなLSDの注意点については、後日別の記事にて紹介していきたいと思います!!
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。