本命レースの前に入れておきたい「調整レース」での2つの目的
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
今の時期は本命レースに向けて、日々追い込んだトレーニングに励んでいる方も多いと思いますが、実際のところ最も追い込んだ走りができるのはレースという方がほとんどだと思います。
そんな本命レースに向けた練習も兼ねて出場するレースの事を「調整レース」と言います。
そんな調整レースですが、本命レースでない分、どのように位置付けていいかわからない・・・という方は多いのでは。
そこで今回の記事ではアドバンスト・マラソントレーニングを参考に、「調整レース」の目的について詳しく見ていきたいと思います。
調整レースの目的
アドバンスト・マラソントレーニングによると調整レースには、下記2つの目的があります。
1.今までの練習の成果を把握する
2.レースが近づくにつれて誰もが感じる不安を減らす
この2つについてさらに詳しく見ていきますと・・・
1.今までの練習の成果を把握する
本命レースが近づくにつれて、今までの練習によって現段階でどれだけ成長したか知りたい・・・という方は多いと思います。
そんな方が現状の実力を試すためには、レースに出場するのが一番。
練習だと途中でやめたくなる、もしくはやめてしまうようなつらいレースペースでの走りも、周囲のランナーと競い合いながらレースであれば、なんとか最後まで走ろうと頑張るもの。
そんなレースで出た結果なら、どんなきつい練習よりも、現状の実力を把握することができます。
2.レースが近づくにつれて誰もが感じる不安を減らす
誰もが本命となるレースが近づくにつれて、どうしてもいろいろな不安が浮かんできてしまいます。
特にこうした不安がよぎるのはレース3日前くらいから、そしてレース直前の2〜3時間前。
このような不安も調整レースで経験しておいて、ある程度慣らしておけば、本命レースでの不安を軽減させることも可能なはずです。
また調整レースである程度追い込んだ走りができた・・・という経験は大きな自信にもつながり、同じく本命レースでの不安を大幅に減らすことにもつながります。
調整レースはガチで走るのがベストですが・・・
今回の記事で走る調整レースは、手を抜く事なく、今の力を出し切るくらい頑張って走るレースのこと。
ペースを落として走ったりと、全力を出し切らずに調整レースを走っても、上記2つの目的を果たすことはできません。
ただ本命レースまで日が少ない、もしくは疲労が溜まっている・・・といった場合には、絶対無理は禁物。
これから調整レースに挑戦される方も、何より大切なのは本命レースにベストの状態で臨むことである事は、絶対に忘れないよう心がけて調整レースに臨むようにしましょう!!
今回の記事で参考にさせていただいた書籍
ベースボールマガジン社
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。