レース1週間前に一度は実施しておきたいドレスリハーサルとは?
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
マラソンレース1週間前からは疲労を残さないため、練習量を少なくしていくのが基本です。
ただレース本番で練習での成果を最大限に発揮するために、1週間前(できれば火曜日か水曜日あたり)にオススメしたいのが「ドレスリハーサル」。
ドレスリハーサルとはレース前に本番で身につけるものを着用して走る事で、レースに向けた最後の準備チェックとして、レース目標ペースで短い距離を走っておくだけでも、レース本番に向けて大きな効果が期待できます。
そのドレスリハーサルで身につけておきたいアイテムには下記のものがあります。
ドレスリハーサルで身につけておきたいアイテム
1.ランニングシューズ
2.靴下
3.ウェア
その一つ一つについて詳しく見ていきますと・・・
1.ランニングシューズ
マラソンレースはランナーのみなさんにとって大きな晴れの舞台・・・という事でレース用にランニングシューズを新調されている方は多いと思いますが、新調したシューズをレース本番で初めて履くというのは、絶対NGです。
・・・と言いますのも初めて履くシューズはまだ自分の足に全くフィットしていない履き心地が硬い状態で、走っていても違和感があり、なんとも走りにくくなる事が多く、それがレース本番だとすれば致命的にもなり兼ねません。
また履き慣れていない靴で走ると靴ずれになる可能性が高く、フルマラソンで最大の敵になりうる足マメができてしまう大きな要因ともなります。
そこでレース前から何度かレース用シューズで走っておいて、足に慣らしておく事が大切。
そしてシューズが足にフィットしているかの最終チェックの場として、ドレスリハーサルを活用するようにしてみてください。
2.靴下
そしてランニングシューズ同様に、レース前に最低でも一度は試しばきしておきたいのが靴下です。
マラソンレースでマメができる要因には、靴の中での足裏の摩擦によるものが多くあります。
最近はその摩擦防止のランニングソックスがいくつか出ているため、マラソンレース本番ではオススメなのですが、ランニングシューズ同様、新調したものをレース本番で初めて履くというのはNGです。
・・・と言いますのも新品のランニングソックスはノリがついた状態で、足のどこかがすれてしまうリスクがあります。
そこで購入してすぐの段階で一度は洗濯しておいて、ドレスリハーサル時には洗濯でノリが取れた状態になっているかを確認しながら走るようにしましょう。
3.ウェア
シューズや靴下に比べると優先順位は低いですが、レース本番で着用するウェア(着用される方はアームカバーなどのアクセサリーも)もドレスリハーサルで試しておきたいところ。
ウェアを試す一番の理由は、レース本番でかなりよくあるスレ防止。
特に股ずれは結構な可能性で起こりやすいうえ、走りを妨げる大きな要因ともなるため、ランニングパンツ(タイツ)はかならずドレスリハーサル時に着用するようにしましょう。
ドレスリハーサルの実施方法
上記アイテムを着用しながら走るドレスリハーサルですが、その方法についてはアドバンスト・マラソントレーニングにこのように書かれています。
ゆっくり5km走った後に、マラソンレースペースで3km走り、その後ゆっくり3km走る
この方法に限る必要はないと思いますが、レース本番に近い動きをするためにも、ドレスリハーサルではレースペースで走っておく事はかなり重要です。
このドレスリハーサルは準備なども結構面倒くさく、ついおろそかにしがちです。
ただレース本番が着用するアイテムのせいでレースが台なしになっては泣くに泣けないとの思いを持って、ぜひレース1週間前(できれば火曜日か水曜日)に一度は行うようにしましょう!!
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今回の記事で参考にさせていただいた書籍
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。