レース直前期にオススメな「クエン酸」がマラソンに及ぶす嬉しい3つの効果
こんにちは。セカンドウィンド四日市代表の多田夏彦(@runsismie)です。
フルマラソンレース3日前からは、糖質(グリコーゲン)を体内に溜め込むためのカーボローディングのため、炭水化物を積極的に食べる必要があります。
その炭水化物と同様に、レース直前期に積極的に摂取したい栄養素がクエン酸。
最近は食品だけでなく、洗顔や入浴剤などあらゆる用途で利用されているクエン酸ですが、マラソンにおいても実は重要な役割を担ってくれるクエン酸。
そこで今回の記事ではクエン酸がもたらしてくれるマラソンに嬉しい3つの効果について見ていきたいと思います。
クエン酸がもたらすマラソンにうれしい3つの効果
1.乳酸の蓄積を抑える
2.血流の改善
3.ミネラルの吸収促進
その一つ一つについて詳しく見ていきますと・・・
1.乳酸の蓄積を抑える
レース10日〜1週間前からは練習量を落としていきますが、ストレスなどで意外と乳酸は溜まりがち。
乳酸は糖質がじゅうぶんにエネルギーとして変換されなかったもので、最終的にはエネルギー源の一つでもあるので、多少蓄積されるくらいは問題ありません。
ただ必要以上に溜まって血中の乳酸濃度が高くなってしまうと、筋肉の収縮を妨げるなどのよろしくない症状が起こってしまいます。
クエン酸はそんな乳酸を炭酸ガスに分解する作用があるうえ、糖質をエネルギーとして変換する「クエン酸」回路というものがあり、乳酸の生成自体を抑える効果も期待できます!
2.血流の改善
マラソンでは大量の汗などで体外に水分が放出される事で、血液がドロドロになってしまい、酸素が身体中に行き渡りにくくなってしまいます。
この血液がドロドロになった状態の事を「血液の酸性値(ph値)が酸性に傾いている」という言い方をするのですが、もともと健全な人の体は弱アルカリ性。
そこで血液のドロドロを改善するには血液を弱アルカリ性に変える必要があるのですが、そのために効果的なのがクエン酸。
クエン酸は酸っぱいので酸性と思われがちですが、実はアルカリ性のため、摂取すると血液のph値を高め、酸性に傾いた血液を弱酸性のサラサラな血液に変える効果が期待できます。
3.ミネラルの吸収促進
マラソンレース中のトラブル防止に大切になってくるのがミネラルですが、筋肉の収縮を助ける働きもあるカルシウムなどのミネラルは単体では体内で吸収されにくいものだと言われています。
そんなミネラルですが、クエン酸と一緒に摂ると、クエン酸がミネラルを包み込んで結合し、体内での吸収を助けてくれる効果があると言われています。
この効果のことを「キレート効果」と呼び、特に美容界で注目されているのですが、実はマラソンレース途中でのトラブル予防にも大きな効果が期待できます!
クエン酸の摂取方法
クエン酸は梅干しやお酢、柑橘類などに多く含まれていて、中でも梅干しはクエン酸が多く含まれていると言われています。
ただ梅干しを苦手という方は結構多いため、手軽に効率良くクエン酸を摂取したいならいちばんのオススメはオレンジやグレープフルーツの100%ジュース。
特にレース当日の朝など忙しい時に手軽にクエン酸を摂取するには、これらの100%ジュースがかなり大きな助けとなりますので、レースが近づいてきたらちょっと多めに買い込んでおく事をお勧めしておきます!!
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。