関西屈指の難コースと言われる土山マラソン・フルマラソンはどのようなコース?
フルマラソンは42.195kmという長丁場を走る続けるスポーツで、フラットなコースでゆっくり走っていても身体に大きな負担がかかるスポーツ。
そんなただでさえきつフルマラソンですが、コースにアップダウンがあればきつさは倍増します。
中でも関西屈指のキツさを誇ると言われているのが、滋賀県甲賀市で開催される「土山マラソン」です。
土山マラソン概要
土山マラソンは毎年11月第1日曜日に開催される(2017年は11月5日開催)マラソン大会で、フルマラソンとハーフマラソンの部が開催されます。
土山マラソンはアップダウンのきついコースとして知られている大会なのですが、中でもフルマラソンは奈良マラソンコースと並んで関西屈指の難コースとして知られています。
そのコースの難易度に加えて、制限時間5時間という厳しい条件が揃うことで、土山マラソンの完走率は85%と他のフルマラソンレースに比べるとかなり低い数値となっています。
ちなみに土山マラソンのエントリー料は5,000円と、フルマラソン大会にしては格安とも言える金額であることもよく話題にされます。
土山マラソン・フルマラソンコースの特徴
画像;土山マラソンホームページ
土山マラソンのコースは、コース図を見る限りでは前半から後半までずっとアップダウンが続くコースですが、コース前半は比較的走りやすいコースと言えます。
中でも青土ダム周辺を走るあたりは、アップダウンこそそこそこあるものの、美しいダムの景観もあって、比較的楽しく走れるコースと言えます。
そんな土山マラソンコースですが、いきなりコース難易度が上がるのは16.3kmのフルとハーフマラソンのコース分岐点すぎ。
ここからは下り基調ながらいきなりアップダウンがきつく感じるようになり、18km過ぎには土山マラソンコースでも屈指の激坂が待っていて、多くのランナーの心をへし折ります。
そしてその後もひたすら小刻みなアップダウンが続くのですが、景観の変化が少なくなってきて、しかも木陰がほとんどなく、暑い日だと日光をもろに浴びながらの走りをしいられます。
そして28キロすぎからは、それほど傾斜はきつくないものの、ひたすら上り基調のコースが続き、ただでさえきついフルマラソン後半をさらに苦しくしてくれます・・・
そして最後のゴール付近もひたすらアップダウンがきつく、最後の最後までランナーを苦しめる要素が満載のコースと言えます。
土山マラソンはこんな方にオススメ
土山マラソンはひたすらきついアップダウン、そして制限時間も5時間とかなり厳しく、初心者の方には絶対オススメできません。
またよほどアップダウンに強い方でない限り、記録を狙うにはかなり困難なコースと言え、自己ベスト更新を目指す方にはオススメできません。
一方コースのきつさから、トレーニングという観点ではかなり鍛えられるコースと言え、この土山マラソンのコースを走っておけば、次のフルマラソンの時にかなり楽に感じる方も多いのでは?
そのため土山マラソンの後に本命とするフルマラソンを控えている方が、練習として入れるにはオススメの大会と言えます。
また歯ごたえのあるコースで、自分の限界を試してみたいという方には、土山マラソンはかなりオススメの大会と言えそうです!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。