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名著に学ぶレペティションの具体的な実施方法

ヒルトレーニング同様夏場にオススメなレペティション

先日夏場にオススメなトレーニングとしてヒルトレーニングを紹介させていただきましたが、同様に夏場にこそ実施しておきたいマラソンメニューがレペティションです。

レペティションとは疾走と完全休養を交互に繰り返すトレーニングで、スピード強化・フォーム改善・無酸素運動能力の強化などの練習効果が見込めます。

そのレペティションではかなり速いペースで走るため、冬場より夏場の暑い時期の方が筋肉があたたまりやすく、実施しやすいのが夏場にオススメな大きな理由です。

指導者によってまちまちなレペティションの実施方法

そんな夏場にこそオススメのレペティションですが、実際「どのくらいのペースで走ればいいのか?」、「完全休養といってもどれくらいの時間取ればいいのか?」という話になると、指導者によって考え方はまちまちだったりします。

ただできればレペティションを実際にやるために、指針となるものが欲しい・・・という方は多いと思います。

そこで今回の記事では、ランニング専門書の名著中の名著と言われているダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版に書かれている、レペティションの実施方法について見ていきたいと思います。

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レペティションの具体的な実施方法

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版によるとレペティションを実施する際に、意識したいのは下記の2つです。

正しい走動作を維持してできるだけ速く走る

レペティションで一番大切な事は、正しい走動作で速く走る事。

ですのでフォームが崩れるほど速いペースで走っては、単なる短距離練習となってしまいます。

そのためレペティションでの疾走区間は、フォームを崩さない事が最も大切。

それでいて正しいフォームを維持しつつ、できるだけ速いペースで設定本数を走り切る意識が重要となります。

休憩は疾走時間の2〜3倍の時間をかけて

そして完全休養の時間としての目安は疾走時間の2倍から3倍の時間を目安に。

インターバルでは距離を目安にレスト(休息のジョグ)を入れる事が多いですが、レペティションでは時間を目安に休息をとります。

ただし距離を目安に休息をとりたいという方は、疾走距離と同じ距離を休息のジョギングで。

ただし最後の10〜20mは歩きにして、完全に呼吸を整えてから、次の疾走に入るイメージを持つようにしてください。

レペティションを実施する際は常に練習目的を意識して

今回の記事では をもとに、レペティションの具体的な実施方法について書かせていただきました。

ただレペティションを実施する目的は、冒頭で書かせていただいたとおり主にスピード強化・フォーム改善・無酸素運動能力の強化の3つ。

この目的を達せられるのであれば、必ずしも上記やり方にこだわる必要は全くありません。

マラソンではどのトレーニングについてもそうですが、その練習目的をしっかり理解して、どうすればその目的を達成できるかを考えながら実施する事が大切。

レペティションでも同様に、実施する際は常に上記3つの目的を意識して走るようにしてください!

 

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