ランニングシューズ選びのために実は重要な「足のアーチ」の知識
ランニングシューズ選びの鍵は足のアーチにあり?
ここ最近セカンドウィンド四日市メンバーの中で、ランニングシューズのサイズ選びに悩む方が増えてきました。
ランニングシューズは大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ・・・という事で、ジャストフィットのシューズを選ぶ事が本当に大切。
ジャストフィットのシューズを選ぶことができれば、パフォーマンスアップにつながる事はもちろん、故障予防にも大きな効果が期待できます。
そんなジャストフィットのシューズを選ぶ際に、大きなカギとなるのが足のアーチです。
足のアーチとは?
足のアーチとは足の裏のへこんでいる部分のことです。
この足のアーチは親指の付け根(母趾球・ぼしきゅう)、小指の付け根(小趾球・しょうしきゅう)、かかとの3点を結ぶんで、ゆるい弧を描く形で構成され、下記3つのアーチをつくっています。
・内側縦アーチ(母趾球〜かかと 土踏まずのこと)
・外側縦アーチ(小趾球〜かかと)
・横アーチ(母趾球〜小趾球)
足のアーチの働き
人間が二本足だけで歩ける理由は、足のアーチ構造が発達していることにあります。
そしてランニング時においては足のアーチが発達している事で、大きく下記3つの役割を担ってくれています。
着地衝撃を吸収するクッションの役割
足は身体の一番下で身体全体を支えているため、走っている時には、かなりの衝撃を受ける事になります。
特にランニングでは体重の3〜5倍近い衝撃を受ける事になりますが、足のアーチはその衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしてくれます。
前への推進力をうむバネの役割
ランニングでは地面の反動を利用してのジャンプ運動の繰り返しとなります。
そのジャンプ運動の際には地面の蹴り出しや重心移動などの動きが入ってきますが、その動きを助けるバネのような役割を足のアーチが果たしてくれます。
バランスの良い無駄のない走りをつくる役割
ランニングでは身体の無駄な動きのない、ブレない安定した走りが重要となってきます。
その安定した走りのためには、土台となる足裏が安定している事も重要になってきますが、足裏の安定をうむのも足のアーチです。
足のアーチが崩れると
上記のようにランニングでかなり重要な役割を果たす足のアーチですが、日本人は足のアーチが崩れやすいと言われています。
足のアーチが崩れると、クッションの役割を果たさなくなり、ランニング時の着地衝撃をもろに受けなければならなくなります。
足のアーチが崩れると、バネの役割を果たさなくなり、ランニング時の前への推進力は激減してしまいます。
足のアーチが崩れると、バランスが取りにくくなり、ブレの多い走りになってしまいます。
・・・となるとランニング時のパフォーマンスダウンにつながる事はもちろん、怪我のリスクも大幅にアップしてしまいます。
正しい足のアーチを維持する方法は?
そう考えると足のアーチをしっかり維持する事は、ランニングを続けるためには至上命題とも言えます。
そこでアーチを維持する方法を知っておく事が必要となってくるのですが、最も重要なのは実は足にあったサイズのランニングシューズを選ぶ事。
この足にあったサイズのシューズを選ぶだけで、足のアーチはしっかり維持でき、故障のリスクも大幅に軽減できます。
そこで次の記事では、正しい足のアーチを維持するために心がけたい、ランニングシューズのサイズ選びの方法について紹介していきたいと思います。
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。