乳酸をため込まない身体をつくるカギは?

フルマラソン・42.195kmの長丁場を走りきるためには、乳酸を身体に溜め込まず、積極的にエネルギーとして利用できる身体を作ることが大切です。

フルマラソンの後半で失速しないために知っておきたい「乳酸」に関する知識

そんな乳酸を積極的にエネルギーに変えられる身体を作るためには、トレーニングによって身体にいくつかの変化をもたらす必要がありますが、なかでも大きなカギになるのがミトコンドリアです。

細胞のエネルギー生産工場「ミトコンドリア」

ミトコンドリアは身体の全ての細胞内にある小器官の一つで、細胞内で酸素と糖質や脂質などの栄養素を原料にして「ATP(アデノシン三リン酸)」なるエネルギー源を作り出しています。

ATPは体を動かし続けるためには絶対に必要なエネルギー源で、そのATPを作り出すミトコンドリアは、まさにエネルギー生産工場としての役割を細胞内で担っています。

そんな重要な役割を担うミトコンドリア、数が多くなれば、もしくは一つ一つのサイズが大きくなれば、当然多くのエネルギーが効率的に生み出されやすくなります。

結果として乳酸も、より効率的にエネルギーとして利用されやすくなります。

ミトコンドリアを増やし大きくするためには?

ミトコンドリアの数を増やす、もしくは一つ一つのサイズを大きくするためには、LTペースで走るテンポ走(速めのペースのペース走)、もしくはクルーズインターバルが最も効果的なトレーニングと言われています。

テンポ走、クルーズインターバルについて詳しくはこちら

これらのLTペースに近いペースで走る練習は、乳酸を必要以上に溜め込まずに、有酸素エネルギーを最大限に活用する事を目的に実施するトレーニング。

そのトレーニング効果の一つとして、筋肉の細胞内のミトコンドリアの数が増え、ミトコンドリア一つ一つのサイズが大きくなります。

結果として従来より多くのエネルギーが短時間で生産できるようになるため、従来より走っていたペースでより楽に走れるようになり、レースペースの底上げにつながります。

LTペースランで走力アップ+健康増進につなげよう!

ミトコンドリアはランニングのパフォーマンスを向上させる事はもちろん、健康のためにも重要な役割を担います。

そう考えるとLTペースで走るテンポ走やクルーズインターバルは、楽に走れるペースの底上げに加えて、健康増進につながるかなりの高効率メニュー。

・・・という事で、決して楽ではなく苦手意識を持つ市民ランナーも多いLTペースで走るトレーニングですが、その効果のほどを信じて、特にこれからレースシーズンが近づく今の時期には積極的に実施するようにしてみてください!!

 

スポンサードリンク




ランニングの関連記事
  • 脂肪を効率良く燃やしながら走るにはどのような練習が必要?
  • マラソンで重要な有酸素運動能力を決める最大酸素摂取量とは?
  • マラソンレース本番の2〜3週間前から実施していきたい「テーパリング」の実施方法
  • マラソン最重要トレーニング「テンポ走」とはどのようなメニュー?
  • エネルギー生産工場「ミトコンドリア」を最も効率的に増やすトレーニングは?
  • 効率的に酸素を身体中に行き渡らせるために「毛細血管」を発達させよう!
おすすめの記事
ランニング
効率よく走るために大切な体幹とくにお腹まわりの筋肉を使った走り方について書かせていただいています。...