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マラソンのための体幹トレーニングでまず鍛えたいインナーマッスルとは?

マラソンのためのサブトレーニングとして、まず真っ先に思い浮かぶのが体幹トレーニング。

体幹トレーニングは自宅などどこでもいつでも取り組みやすい上に、やり終えた後、結構な練習をやった感があります。

そのせいか、中には本来の目的を忘れて、体幹トレーニングに取り組んでいらっしゃる方も多いように思います・・・

マラソンのための体幹トレーニングの目的

マラソンのための体幹トレーニングで重要なのは、腹筋を6つに割る事やムキムキの身体を作る事ではありません。

マラソンで大切なのは無駄な動きを極力減らして、効率よく前に進む走りを得る事。

そんな走りを習得するための体幹トレーニングを実施する事が、マラソンでは大切になってくるのですが、そのためにまず鍛えるべきは「インナーマッスル」です。

インナーマッスルとは

インナーマッスルのインナーは英語の「inner」、訳すると「内部の」「奥の」などの意味で、つまり身体の奥側にある筋肉のこと。

このインナーマッスルは主に姿勢を細かく調節したり、関節などの位置を正しく維持するなどの働きを担っています。

中でもマラソンで重要となってくるのは、身体を動かす時まず最初に動き出し、走りの軸となるお腹周りの奥側にある筋肉。

具体的にはおなかをコルセットのように包む「腹横筋」、背中側にある多裂筋、呼吸時に重要な「横隔膜」、骨盤の底にある「骨盤底筋群」などがありますが、特に重要なのは「腹横筋」です。

一方アウターマッスルとは

一方6つに割れる筋肉「腹直筋」や、ボディビルダーの象徴(?)とも言える胸板の筋肉「大胸筋」や力こぶ「上腕二頭筋」などの身体の表面近くにある筋肉は「アウターマッスル」と言います。

このアウターマッスルは爆発的な力を生み出す事ができ、サッカーやテニスなど多くのスポーツでは動作のメインパワーとなります。

一方マラソンではこのアウターマッスルがそれほど重要ではありません。

むしろアウターマッスルを鍛えすぎて、筋肉量を増やしてしまうと、体重が重くなってしまったりで、走りの妨げにもなってしまいます。

マラソンでまず鍛えるべきは腹横筋

マラソンでは他のスポーツに比べても、インナーマッスル、特にお腹をコルセットのように包む「腹横筋」を鍛える事がかなり重要になります。

腹横筋を鍛えると、姿勢が安定するようになり、走っている時のお腹周りの前後左右の無駄な動きが激減します。

結果体力のロスが少なくなるうえ、身体の軸が安定するため、腕振りのために大切な肩甲骨周りや、足運びのために重要な骨盤周りや股関節が、よりスムーズに動くようになります。

そして他人の目から見ても美しい、無駄なく効率の良いランニングフォームづくりにつながります。

インナーマッスル、特に腹横筋を鍛えるためには

そんな美しいフォームを作るためにかなり重要な役割を担う腹横筋ですが、お腹の奥側にある事などが理由となって、鍛える事が難しいうえ、動いているかどうかすら分かりにくい部位だったりします。

そんな腹横筋を鍛えるための、そしてそれ以前にその腹横筋を正しく動かすためのトレーニングを最優先しているのが、あの大学駅伝強豪校・青山学院大学が実施している「青トレ」です。

その青トレで実施されている腹横筋を正しく動かし、鍛えるための体幹トレーニング方法については、後日別の記事にて紹介していきたいと思います!!

 

今回の記事で参考にさせていただいた書籍

青トレ: 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ
原 晋 中野ジェームズ修一
徳間書店
売り上げランキング: 15,759

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