脂肪を効率的に燃やしたいなら糖質が枯渇気味の早朝ランがおすすめ
少しでも短い時間で体重を落としていきたい。
ダイエットを目的にランニングを始めた方は多くいらっしゃいますが、せっかく走るなら、少しでも効率よく体重を落としていきたいとお考えの方は多いのでは?
体重を減らすための鍵は、いかに脂肪を燃焼させるかにあると言っても過言ではないのですが、短い時間で効率よく燃焼させるならおすすめは断然「早朝ラン」です。
朝は糖質が枯渇気味
夜の睡眠時は意外と多くのカロリーを消費しています。
平均的なところでは男性で1時間あたり50kcal、女性で1時間あたり40kcalが、睡眠時に消費されていると言われています。
この数値からすると6時間睡眠の男性で、睡眠時に300kcalを消費することになるのですが、この数値はおにぎり2個分のカロリーに相当する結構な数値。
この事からもわかるように睡眠時には多くのカロリーを消費し、その際には糖質がエネルギー源として大量に使われるため、起床時には体内の糖質が枯渇気味の状態になります。
糖質枯渇時は脂肪燃焼のチャンス
ランニング時のメインエネルギー源となるのは糖質(=グリコーゲン)ですが、糖質が体内に不足してくると、体内に蓄積された脂肪(脂質)をエネルギー源として最優先で使うようになります。
そのため糖質が枯渇気味の朝は、自然と脂肪を糖質に代わるエネルギー源として使用するようになるため、走っている間にかなりの量の脂肪を燃焼させる事になります。
結果として体内の脂肪を減らす事にもつながり、効率のいい減量にもつながります。
さらに早朝ランを継続していくと、自然と脂肪をエネルギー源として利用しやすい身体に進化させてくれ、どんどん効率的に脂肪を燃焼させてくれるようになります。
さらに早朝時は体温が少し下がった状態になるのですが、朝ランで早い時間帯から体温を上げておくと、1日の代謝がよくなる効果もあります。
そのおかげでさらに脂肪は燃焼されやすくなり、より効果的なダイエットにつながっていきます。
減量のための朝ラン時の注意
朝ランがダイエットに効果的な一番の理由は、糖質が体内に枯渇気味の状態にあるから。
そのため朝走る前に糖質を摂りすぎると、摂取したばかりの糖質を最優先でエネルギー源として使うようになるため、脂肪燃焼効率は落ちてしまいます。
そこでダイエットのために早朝ランをはじめるなら、走る前に糖質は摂らないくらいがベスト。
それはきついという方であっても、走る前は極力摂取する糖質の量を減らす意識を持つ事が重要です。
ただし水分については別で、睡眠時には水分も多く排出されていて、血液も水分不足のドロドロ気味になっています。
そんな水分不足の血液ドロドロ状態で走ると、血液の流れが悪くなってしまい、体内全般への酸素やエネルギーの運搬が滞り、脂肪燃焼効果も抑えられてしまいます。
そのため早朝ラン時にはどれだけ慌てている時でも、最低でもコップ1杯〜2杯の水は必ず摂る。
そして糖質は走った後に取ればいいので、走る前は極力抑える。
この意識を持ってダイエットのための朝ランに挑戦してみてください!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。