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暑い時期にこそ積極的に実施しておきたい「レペティション」とは?

暑さはマラソンの大敵で、夏場はマラソン練習をするにはかなりきついシーズンと言えます。

ただ夏場は気温が高い分、筋肉があたたまりやすく、身体もよく動くため、スピードを出して走るには最適のシーズンとも言えます。

そんなこれから暑くなる時期にこそ、重点を置いてやって行くべくメニューに「レペティション」があります。

レペティションの練習目的

レペティションとは「繰り返し・反復」という意味で、マラソン練習においては短い距離を全力に近いペースで走るのと、完全休養を交互に繰り返すメニューの事です。

主な練習目的としては によると、無酸素制作業能の向上、スピード強化、ランニング経済性の向上などが挙げられます。

中でも重視するべきはランニング経済性の向上、つまりいかに効率の良い走りを手に入れるかの能力を向上させるかなのですが、ランニング経済性向上に向けての一番のポイントはフォームの改善。

レペティションのような速いペースで走る練習では、身体全体を大きく使ったフォームで自然と走るようになるのですが、その事がフォームの改善に大きな効果をもたらしてくれます。

レペティションの実施方法

レペティションで全力に近いペースで走る距離は、200m〜1km前後が一つの目安と言われています。

そして疾走と疾走の間の完全休息のためにとる時間の目安としては、 によると疾走した時間(距離ではなく時間)の2〜3倍にするとよいと書かれています。

にはもう一つ休息の目安として、疾走距離と同じ距離をジョギングでつないで、次の疾走に移る直前、最後の10〜20mのところからウォーキングにする方法も紹介されています。

いずれにせよレペティションでは、インターバルに比べると、いかにしっかり休養をとって、次の疾走時までに疲労を回復させるかが大きなポイントとなってきます。

レペティション実施時の注意点

レペティションではつい速く走ろうとしすぎて、後半にかけてバテてしまいがち。

結果としてフォームが崩れてしまう事がよくあるのですが、レペティションの最も重要な練習目的がランニング経済性の向上=フォームの改善であることを考えると、フォームを崩して走ってしまっては本末転倒です。

そこでレペティション実施時は、かなり速いペースで走る必要こそあるものの、設定本数を最後まで走りきるために、ある程度の余力は残せるペース設定が重要となってきます。

また休養についても、特に暑い日などはなかなか疲労も回復しない事も多いため、場合によっては上記した休養の目安よりも多めの休息時間をとる必要があるかもしれません。

7月中旬まではレペティション重視で実施

フォーム改善およびスピード強化は、シーズンの最初の時期にこそ取り組むメニュー。

・・・という事でセカンドウィンド四日市では、5月中旬から7月中旬までをレペティション強化期間として、スピード練習のメイン曜日である火曜日に集中してメニューを実施していきます。

ランニング経済性の向上は、少しでも無駄な動きを少なくフルマラソンを走りきるために、今のうちにこそ強化しておきたい能力。

レペティションは決して楽な練習ではありませんが、秋のレースシーズンを見据えて今のうちにこそ積極的に実施していきましょう!!

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