故障予防のために大切な「アイシング」で得られる4つの効果
ランニングによる着地衝撃は体重の3倍とも言われていて、ある程度の怪我のリスクはつきもの・・・とは言うもののできれば故障のリスクは軽減したいもの。
そこでおススメなのが走った後に氷や冷たい水を使って筋肉や関節を冷やす「アイシング」です。
そこで今回の記事ではランニング後にできれば実施したい「アイシングは何のためにするか?」ということについて書かせていただきたいと思います。
アイシングの効果
レースシーズンも本格化してくるとどうしても「長い距離を走る練習」、そして「速く走る練習」が必要となってきます・・・がこうした練習は言うまでもなくいつも以上に筋肉や間接を酷使する事になり、練習後には大きなダメージが残る事もあります。
ダメージのある状態で放置しておくと、筋肉の回復は遅くなり、関節部はダメージの修復が進まず大きな関節障害にもつながりかねません・・・
そんな深刻な事態になる事を回避するために実施するアイシング。
そんなアイシングによって期待できる効果としては
1.損傷部分への血流量の減少
2.局部における新陳代謝の低下
3.痛みに対する麻酔作用
4.筋活動の低下
の4つが挙げられます。
そのひとつひとつを見ていきますと・・・
1.損傷部分への血流量の低下
筋肉や関節は損傷するとその組織内や周辺に血液や浸出液が漏れだしてしまい、それが炎症反応を引き起こしてしまいます。
そんな炎症部分にアイシングを行うと血管が収縮し血流量が低下する事で、損傷を起こした組織内やその周辺に流れ出す血液の量を最小限に抑えられ、また血液が固まった上で組織内に滞留する事もおなじく抑える事ができます。
2.局部における新陳代謝の低下
アイシングによって局部を冷やす事で損傷を起こした局部の新陳代謝を減らす事により、細胞の壊死を最小限に抑える事ができます。
また新陳代謝を抑える事で発痛物質の生成を減少させる事もできます。
3.痛みに対する麻酔作用
アイシングにより損傷を起こした身体の部位の感覚が鈍くなる事で、損傷による痛みを感じにくくなります。
また痛みを感じにくくなる事で筋肉の緊張を軽減する事もでき、結果的に血液循環の改善にもつながります。
4.筋活動の低下
アイシングによって損傷を受けた筋肉の興奮や活動量を低下させる事ができ、さらに周辺の筋肉の緊張も軽減する事が出来ます。
トレーニング後できるだけ早い実施を心がけましょう!
以上のようにランニング後に実施するアイシングの効果について書かせていただいたわけですが、何より大事な事はトレーニング後できるだけ早い段階で実施する事。
早い段階で実施すればするほどダメージによる炎症をはやく軽減する事ができ、より早い回復につながっていきます。
そんなランニング後のケアとしておススメのアイシング方法についてはまた後日別の記事で書かせていただきたいと思います!!
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
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