マラソンで平日に実施したい「スピード練習」はどうして必要?
SWAC四日市の平日夜の定期練習会は基本「スピード練習」を実施しています。
ゆっくり長い距離を走る練習だけを実施していてもマラソンを完走する事は可能ですが、それでも出来れば実施しておきたいスピード練習。
そこで今回の記事では平日の時間が取れない日でも短時間で実施しやすい「スピード練習は何のためにするのか?」について書かせていただきたいと思います!
マラソンで実施すべきスピード練習とは100mをウサイン・ボルトのように速く走る練習ではありません。
マラソンに必要なスピードとは「速いスピードで継続して走り続けることのできる」能力のことです。
フルマラソンを4時間を切ろうと思うと1キロ3分40秒前後、3時間半を切ろうと思うと1キロ5分、そして3時間を切ろうと思うと1キロ4分15秒とかなり速いペースを維持して走り続ける必要があります。
そのペースを42.195キロ維持しようと思えば、当然5キロ、10キロ、ハーフの距離であればそのペースをある程度の余裕を持って走る必要が出てきます。
ただ目標とするフルマラソンペースで5キロ、10キロを走る練習を続けているだけでは、フルやハーフマラソンでそのペースを維持して走るために必要な心肺機能や筋力はついてきません。
またランニング初心者の方もただゆっくり長く走る練習を繰り返すのはあまり効率的とは言えず、また練習への「飽き」にもつながってしまいがちです。
そこで「普段余裕を持って走れるペースより速いペースで走るスピード練習」を定期的に実施する事で心肺機能と筋力を鍛えておくと、「当たり前に走れるスピードが上がり」、長い距離を目標ペースで走り続ける事ができる能力が備わるようになります。
そんなスピード練習は冒頭でも書かせていただいたとおり、比較的短時間でも実施できるうえ十分な効果も期待できる高効率トレーニング。
SWAC四日市では火曜日練習を中心に実施している「インターバル走」や水曜日練習を中心に実施する「ペース走」、「ビルドアップ走」の3メニューがを中心に、走るペースや距離に変化を加えながら実施しています。
スピード練習は1人で実施するとどうしても自分に負けやすく、途中でペースを落としてしまったり、最初から最後までペースを上げれずに終わってしまう事の多い練習。
また特にこれから寒くなる中では、身体が温まっていない状態で実施すると怪我のリスクが大きくなる練習とも言えます。
そこでスピード練習を実施する際にはまず入念なアップを心がける事、そしてできるだけ走力の近いメンバーと切磋琢磨し合いながら練習できる環境をつくることで、より効率的なスピード練習実施につなげていきましょう!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。