走力向上に欠かす事の出来ない「超回復」とは?
前回の「「ポイント練習」と「つなぎ練習」とはどんな練習?」の記事でも書かせていただいたとおり、ランニングでは毎日頑張るだけでなくメリハリをつけたトレーニングを実施していく必要があります。
その理由の一つが疲労をうまく抜きながらトレーニングを続けていくため、そしてもう一つが「超回復」の効果を得ながらトレーニングを続けるためです。
こう書いても「超回復が何かよく分からない・・・」という方はかなり多いはず。
そこで今回の記事では「走力を向上させるために本当に大切な超回復とはいったい何か?」ということについて書かせていただきたいと思います。
超回復とは
人間の筋肉はトレーニングなどでダメージを加えられると、そのダメージに耐えられるようダメージを加える前より少し高いレベルの状態まで回復するようにできているのですが、その回復の事を「超回復」と言います。
ランニングではこの「身体に負荷をかける」→「超回復」のサイクルを繰り返す事ができるようトレーニングを継続していけば、着実に基礎体力は向上していき走力向上につながっていきます。
超回復はいつ起こる?
その超回復はトレーニング後に24~48時間くらいの休息をとることによって起こります。
その休息が十分の取れていない状態でまた頑張った練習を行っても、筋肉が消耗されてしまうだけで走力低下にもつながりかねず、さらに疲労が蓄積されてしまい、大きな故障や病気につながってしまう・・・ということになってしまっては、目もあてられません。
逆に前回トレーニングをしてからあまりに長い時間休憩を取りすぎても超回復の効果はどんどん落ちてきてしまうため、超回復の効果を得ながら練習を続けていこうと思うと、3日以上は空けずにランニングを続けていく意識を持つ必要があります。
超回復を意識してトレーニングスケジュールを組みましょう!
このような超回復のメカニズムを最大限に活用するためには、超回復で身体の状態が良くなっている時にポイント練習など「頑張る練習」を実施→筋肉・疲労回復のために「負荷のかからないジョギングやウォーキングの実施」もしくは「完全に休む」というサイクルをうまく作っていく必要があります。
そんなサイクルを作るために大切になってくるのが、トレーニングメニューごとにどれだけの負荷が自分にかかるのか、そしてそのダメージ回復にどれくらいの時間がかかるのか自分なりに把握しておく事。
「効率よく走力を向上させていきたい!」とお考えの方は、出来る限りこの超回復のメカニズムを意識して、適切なタイミングで適切なトレーニングを行えるよう心がけていきましょう!!
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合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
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