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走る動作づくりなどに最適なレペテイショントレーニング

今日6月3日(火)のSWAC四日市練習会は、中央緑地公園陸上競技場トラックにて19時半より開始します。

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今日の火曜夜練習のメイン練習となるのは400mレペテイション3〜7本。

レペテイションとは限りなく全力に近いペースで走る疾走と、呼吸が落ち着くまでしっかり休養をとる事を交互に繰り返すトレーニングです。

 

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によりますと「レペテイションの疾走時間は2分未満、距離にして600m以下に抑えるのがよい」とされています。

逆に休息は疾走時間の2〜4倍の時間をとるべきとされていて、その休息時間は完全に休むのでなくストレッチやウォーキング、ジョギングなどで軽く身体を動かす事で、疾走時に身体に蓄積された疲労を取り除いていく事が大切になってきます。

 

そんなレペテイションの練習目的としては、主に下記の3つが挙げられます。

1.効率よく走る動きを身につける

レペテイションのような速いペースで走っていると、自然と筋肉を正しく動かした走りになりやすくなります。

結果として、無駄な動きやエネルギー消費を最小限に抑えた走りにつながっていきます。

ただ疲れてくるとどうしてもフォームが乱れがちになるため、休息をじゅうぶんにとって体力の回復をしっかりはかるとともに、疾走時はフォームが乱れてしまっていないかを自分で常に確認しながら走る事が大切になってきます。

 

2.普段のレースペースが楽に感じるようになる

レペテイションでは普段レースで走っているより、速いペースで走る事になります。

そうして速いペースで走る事に慣れていくうちに、自然と力の抜けたリラックスした状態で、速い動きができるようになってきます。

結果として普段レースで走っているペースで走っていても、速いペースで走る事に慣れが出てきた事で、今までより楽に感じられるようになります。

 

3.酸素の介在なしにエネルギーをつくれるようになる

レペテイションのような速いペースで走っていると、身体全身への酸素供給が間に合わなくなり、酸素の介在なしにエネルギーを消費する事になるため、身体に大きな負担がかかります。

それと同時にじゅうぶんな酸素の介在なしに、身体に送り込まれた燃料をエネルギーに転換する「無酸素運動能力」に大きな効果が期待できるようになります。

 

上記3つのうち3.の無酸素運動能力を高める事については、一部のトップランナーのみが考えればいい事だったりもします。

・・・があとの2つ「効率よく走る動きを身につける」「普段のレースペースが楽に感じられる」事については、多くの市民ランナーの方にとってかなり魅力ある効果と感じられるのでは?

また速く走る練習を取り入れる事は「美脚効果にもつながる」という事が、ここ最近いろいろなメディアで紹介されていて、速いペースで走る事を敬遠しがちな女性の方々でも、たまには実施してみると意外な効果が出てくるかもしれません!

 

そんなレペテイションですが、他の練習に比べると身体への負荷が大きい練習と言えるため、市民ランナーの場合、実施するとしても月1回、また体調が少しでも優れないと思った時は避けた方が無難な練習です。

ただここ最近気温がどんどん上昇していく中で、身体は温まってよく動くものの、長時間走っているとすぐにバテてしまう・・・となりがちな今のシーズンには、短時間で大きな効果の見込めるレペテイション、おススメの練習メニューの一つとも言えそうです!!

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