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身体全体を大きく使った走りを身につけるための200mインターバル

今日6月10日(火)のSWAC四日市練習会は、中央緑地公園陸上競技場トラックにて19時半より開始します。

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今日の練習メニューは下記のとおりとなっています。

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本日のメイン練習となるのは200mのショートインターバル走7〜15本。

インターバル走とは速いペース疾走期と、疲労を回復させるためにゆっくり走る緩走期を交互に繰り返す練習です。

インターバル走は400m〜1kmの距離で実施する事の多い練習ですが、今回の練習では疾走期・緩走期ともに200mとかなり短い距離で実施します。

 

インターバル走には心肺機能やスピードの強化などいろいろな効果が見込める練習ですが、今日200mインターバル走を行う一番の理由は、先週のレペテイション練習同様、身体全体を大きく使ったランニングフォームを習得する事。

先週のレペテイション練習についてはこちら

これからの時期は気温もどんどん上昇して、暑さによってスタミナを大きく消耗するなど長い距離を走るのには少し不向きな時期ですが、身体が温まりやすいため身体全体を大きく使った動きをするのには最適のシーズンです。

そんな今の時期に400m〜1kmの距離を疾走するとなるとすぐに練習をやめたくなる衝動にかられそうですが、200mの距離であれば少し多めの本数を頑張ってみようという、精神的に少し余裕を持って練習に取り組める方は多いはずです!

 

ランニング時で身体全体を大きく使った動きをする際のポイントとしては、大きく下記3つが挙げられます。

1.腕をしっかり振る

スピードを出して走るためには、腕を大きく振る動きが大切になってきます。

注意すべきポイントとしては腕振りのとき常に全力では、無駄な動きにつながり体力のロスも激しくなるため、腕を振るというよりは、ひじを後ろにひく動きの時だけ大きな動きを意識する事が大切になります。

 

2.腰の位置を高く保つ

「腰を高く保って走って下さい」・・・と言うと「?」となる方は多いですが、背筋を伸ばしておへその下あたりを少し凹ますイメージを持って走ると(凹ませすぎないようにご注意ください・・)、自然と腰の位置は高くなります。

腰の位置が高くなると、自然と一歩一歩の歩幅が広くなるため、よりスピードに乗った走りがしやすくなります。

 

3.歩幅を大きくとる

上記の「腕をしっかり振る」、「腰の位置を高く保つ」の2つに加えて、腰から脚を出すイメージを持って走れれば、歩幅は十分大きくなります。

その際のポイントとしては、上半身からかかとまで一直線になるような着地を心がける事。

脚が上半身より前に出た走りになってしまうと、ブレーキがかかってしまい、ヒザや腰に負担がかかりやすいですが、一直線になるような着地ができれば、着地衝撃を身体全体で受け止められるため故障予防にもつながります。

 

速く走る練習では着地衝撃も大きくなりやすく、故障の大きなリスクが伴いますが、トラックではアスファルトなどに比べると着地衝撃を抑える事ができます。

また今日は午後よりかなり暑くなりそうですが、暑さ対策のためにランナーが何より大切にしたいのは、徐々徐々に暑さになれていく事。

これから一気に気温が上昇していきそうな初夏の時期は、長い距離をひたすら走る練習ばかりでなく、こうした短い時間で大きな効果の見込める練習も取り入れていくことで、着実に暑さに身体を慣らしていく事を心がけていきましょう!!

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