梅雨時のランニングに大切な熱中症対策は?
梅雨入りしてここ最近、天候が安定しない日が多くなってきています。
そんな梅雨時に一番気をつけたいのが熱中症。
熱中症と言うと暑さも本番の7〜8月が思い浮かぶ方が多いですが、実は梅雨入りした6月は熱中症患者が急増する非常に危険な時期となります。
その理由としては「湿気が高いためのどの渇きを感じにくい」「湿度が高く汗が蒸発しにくいため、発汗によって体温を下げる事ができない」そして「暑さに身体が慣れておらず、発汗作用など暑さをしのぐための身体のセンサーがにぶっている」事などが挙げられます。
熱中症を起こすと症状が軽ければすぐに回復しますが、重度の熱中症の場合命の危険に関わる可能性もあり、その予防策は出来るだけ早いうちに行っておく必要があります。
そこで今回の記事では梅雨時の熱中症対策として、下記3つを紹介させていただこうと思います。
1.給水はこまめにとる
ランニングでは当たり前と言えば当たり前の熱中症および脱水症状対策ですが、湿気が多くノドの乾きを感じにくい今の時期は、つい給水を怠りがち。
ですので梅雨時のランでは、のどの渇きに頼らずに「15〜30分おきに200mlの給水」というのを一つの目安に、自身で給水のペースを決めておいてこまめにとっていく事が大切になります。
2.身体に水をかける
梅雨時は湿度が高く、汗が蒸発しにくく体温が下げにくいため、汗の代わりに体温を下げる方法として有効なのが、首の後ろの部分や太ももの部分など熱がこもりやすい部分を中心に、水をかけて強制的に体温を下げる事。
また首や手首の部分にぬれたタオルを巻いて走るのも効果的のようです!
3.暑さに身体を慣らす
初夏のランニングで大切なのは、まず暑さに慣れていく事。
冬場は自分で思っている以上に汗をかきにくい身体になっているため、暑さ慣れのために最も大切な発汗作用を活発化させる事が重要になってきます。
そんな発汗作用を活発化させるための方法として、少し厚めにウェアを着込み、ある程度の時間運動で汗をかき続けると、週3回、2週間程度のランで暑さに慣れる身体をつくる「暑熱順化」は完了するとの記事が
また雨や暑さでここ最近ランニングをサボりがちだった方は、まず2〜3日は少し運動量を落として、その後は徐々に練習負荷を挙げていく事で、段階を踏んで暑さになれていく事が大切になってきます。
それと同時に日常生活で冷房に当たりすぎていると、暑さに慣れる身体を作る時期が遅れてしまうため、冷房代をケチる事は暑さ慣れ対策につながり、地球にもやさしくおすすめの方法と言えます!
ここ最近人気都市型マラソン大会のエントリーも開始され、走るモチベーションが上がってきて、暑い中でもつい頑張って走ってしまいがちな時期ですが、熱中症で倒れては元も子もありません。
特に気温の上昇が激しい今の時期は、上記3点を特に意識して、 なにより夏本番に向けて暑さに順応できる身体を作っていきましょう!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。