故障予防のために動画でランニングフォームをチェックすべきポイントは?
昨日6月16日(火)のSWAC四日市火曜夜練習会は、中央緑地公園の陸上トラックで1kmのレペテイションを実施しました。
今回の一番の練習目的は、速いペースで走った時のメンバーのランニングフォームを動画撮影する事。
先日の記事でも書かせていただきましたが、速いペースで走っている時は自身のランニングフォームのクセが出やすく、そのクセを発見する事は「故障予防」にもつながります。
今回メンバーの動画撮影を行ったのは「正面」「横」「後ろ」の3つの角度から。
この3つの角度からフォームを撮影して確認してみると、一つの角度からでは見つからないような自分の走りの思わぬクセや欠点を発見する事があります。
そこで今回の記事では「故障予防」につなげるための、自分のランニングフォームのチェックポイントについて3つの角度から見ていきたいと思います。
正面からのフォームチェック
正面から見た自分のフォームでまずチェックすべきは、つま先の向いている方向。
つま先の向きがまっすぐであればOKですが、つま先が外側・内側に向いていると、ヒザの外側もしくは内側に大きな負担がかかりやすく、ランナーにとって一番怖いヒザの故障につながりかねません。
また腰の位置が低くなってしまっていたり、身体の上下動が大きすぎる場合は、ヒザだけでなく腰も痛めやすくなるため注意して確認しておく必要がありそうです。
横からのフォームチェック
横から見た自分のフォームでチェックすべきは、地面に対して頭からかかとまで一本の軸のようにまっすぐ着地ができているかの確認。
無理に歩幅を増やそうとして、着地時に脚が胸の位置より前に出過ぎている走りや、かかと着地が強くなりすぎている走りは、大きなブレーキがかかった走りになっている可能性が高いです。
またブレーキがかかるだけならまだしも、体重の3倍と言われる着地衝撃を脚だけで大半を受け止めなければならなくなり、脚もしくは腰などの下半身を故障する大きな要因となってしまいます。
後ろからのチェックポイント
後ろから見た自分のフォームでチェックすべきは、まっすぐ後ろに足を蹴り出せているかの確認。
蹴り足が左右にぶれている場合は、つま先も正面に向かっていない場合がほとんどで、ヒザの外側もしくは内側に大きな負担がかかっている可能性がかなり高いです。
また身体全体が左右に大きくぶれている場合もヒザや腰に大きな負担がかかっている可能性が高いため、注意してみておく必要があります。
上記のように今回の記事では故障予防のためのチェックポイントについて紹介させていただきました。
特にポイントとなるのが「つま先をまっすぐ前に」「できるだけ頭からかかとまでを一本の軸のように着地」「上下左右に身体が大きくぶれずに」走るという事。
この3点を守るだけでも、故障のリスクは大きく軽減されます。
ランニングフォームの乱れは故障の一番の要因とも言える、できれば早期に解決しておきたい重要課題。
もし自分の走っている姿を動画、もしくは写真などでみる機会がある時は、上記ポイントを意識して確認してみて下さい!
なおランニング動画を見る際には、他にもスピードに乗ったスムーズな走りをするために、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
そのポイントについては、後日別の記事にして紹介させていただきたいと思います!!
合同会社ランシスの運営を通じて「ランウォーク」×「ツーリズム」の掛け合わせ「ランウォークツーリズム」による、三重を走り歩く新たなモチベーション創りを模索しています。
またランニングコミュニティ「セカンドウィンド四日市」の運営や、三重県ウオーキング協会事務局長として広報等を担っています。